昆虫食1

 少し前から夏休みだが、小5の息子は自由研究に昆虫食について調べるのだとか。
SDGs関連で、将来の食糧問題対策に有効か、と聞いて触発されたのか、よくわからないが。興味を持つことはよいことだ。とことん調べるのなら協力しようと、古くから信州伊那谷で食されている、昆虫食の甘露煮セットを買ってみました。

f:id:black_07:20210725201436j:plain
信州伊那谷の昆虫食佃煮セット

瓶詰4種、イナゴ、蚕のさなぎ、ザザムシ、はちのこ。結構高いです。
 自分はこれらの昆虫食を全く食べたことがない。
 今日初めて、イナゴ、蚕のさなぎの甘露煮を息子と試食してみました。

f:id:black_07:20210725202001j:plain
イナゴの甘露煮

 まずはイナゴ。5-7cmぐらいのやや小さめのイナゴが結構原型をとどめて入っています。口の中に入れると、パリパリ、歯触りはえび、かにの甲殻類のようだ。味は甘露煮が支配的だが、若干えび、かにの香ばしさがあるかな。

f:id:black_07:20210725202358j:plain
蚕のさなぎの甘露煮

 続いて蚕のさなぎ。蚕自体は絹を生み出すというので教科書などでよく見かけるが、さなぎは見たことがない。写真のように5cmぐらいの芋虫ちっくな形です。イナゴではなかったようなクセのある匂いがしてきます。歯触りはツルツル、これは形状によるものかな?少しナッツのような味がします。ネットで調べると、信州では蚕のさなぎを普通にスーパーで売っているらしい。独特な食文化があるんですね。
 イナゴや蚕のさなぎを食べてみて、味自体は「もう勘弁、食べたくない。」というものでは全然ありませんでした。甘露煮で食べづらいにおいを消しているのでしょうが、面白い触感を瓶が空になるまでゆっくり味わってみようと思います。また、後日残りのはちのことザザムシの甘露煮を試食します。